発案者:江利子さまによる「由乃さん妹当て」ゲーム
ごきげんよう、皆さま
今日のネットニュースです。「http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/hikari_high_school/?1118547216」
以前にも書きましたがこうしてみますと、昔に比べて本当に「少年犯罪」が増えていますが(この少年も「いじめ」が原因でしょうか!?)、「世界名作劇場」シリーズ最後の作品になった「家なき子レミ」のあとがきで声優の堀江美都子さん(この方はアニメ歌手の女王としても有名です)が「最近の子は悲しい番組を観なくなったですね。やはり『世界名作劇場』のような良質な番組は無くしてはいけないと思います」(多少文章は違いますが・・・)と述べておられるように、このシリーズは芯の底から復活させて欲しいですね。
(一見「マリみて」とは関係無いお話かもしれませんが、これも久々に心の温まるアニメに出会えたものなので・・・ ただいろんな方もおっしゃっているように「尺」が短すぎですね。 そういう意味で原作共々昔にこの作品と出会いたかったのが私の本音です)
前置きがかなり長くなりましたが、「マリア様がみてる」です。
- バトル本番
1(P.164〜178)
「じゃさ。由乃ちゃんの妹がどの子か、三人で当てっこしない? 今日、この会場に来ているはずだから」
試合が始まるまでの暇つぶしに、江利子さまは恐ろしい遊びを思いついた。
由乃さんの妹なんて(今のところ)この会場にはどこにもいないのでしょうが、まだ諦めてはいけません。 これは小説ですから「逆転裁判」(今度「ニンテンドーDS」でリメイクが出ますね)ならね、「逆転勝利」することはいくらでも可能です。
(といいますか、私自身由乃さんの方を肩を持っていますので是非とも江利子さまとの勝負に勝って頂きたく思います)
「あ、あの」
「ヒントになるとつまらないから、祐巳ちゃんと祥子は黙っていてね」
あまりに馬鹿馬鹿しくて、祥子さまは無言のまま文庫本を取り出して読み始めた。早くも、一抜けた、である。できれば祐巳も抜けたかったのだが、隣の席の聖さまにガッシと腕を掴まれて、無理矢理仲間に引きずり込まれた。どうやら、祐巳の反応を見ながら予想をたてる気らしい。しつこいようだが、顔色を見たってヒントになんかならない。
よく昔で「鬼ごっこ」や「かくれんぼ」した時に止める時に「一やんぴ」とか言って抜けていったのですが、これも地方の言葉があるのでしょうか!?
さて、次回の日記は前三薔薇さま&福沢祐美ちゃんによる「由乃さん妹当て」ゲームが開催されるのでお楽しみ!!
では、ごきげんよう・・・
「福沢祐巳ちゃんV.S.鳥居江利子さま」
ごきげんよう、皆さま
ネットニュース「http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/rainy_season/」によれば関東甲信地方が「梅雨入り」したそうですが、私の関西地方も「梅雨入り」は間近でしょう。 (今日のお天気も「雨」ですので・・・)
まさに気分は「レイニーブルー」ですが、何とか乗り越えていきましょう!!
では、「マリア様がみてる」です。
「祐巳ちゃん。由乃ちゃんの様子、どうだった?」
祐巳が着席するとすぐ、江利子さまは身を伸ばして尋ねてきた。
「何がです?」
ここは慎重に答えないと。江利子さまは、口がうまいから。言わなくてもいいことまで、喋らされてしまう。
「お菓子の箱見て、悔しがってたでしょ」(「バラエティギフト」より)
ああ、そのこと。
「申し訳ありませんが、親友として言えません」
危なく妹の話と思い込んで、下手な対応をするところだった。
「残念。それは是非見てみたかったわ」
「私、何も言ってませんが」
「言わなくたってもわかるわよ。祐巳ちゃんの顔を見れば」
蓉子さまと聖さまが、堪えきれずにプッと吹き出した。祥子さまが、小声で「バカね」と言う。第一ラウンドは、誰の目から見ても祐巳の負けだった。
やはり、江利子さまは最強ですね。 でも、marimite_readerさんのブログ「Dear My Life」通り、この三人の中では一番最強の薔薇さまは水野蓉子さまでしょう!!
(相変わらずの祐巳ちゃんの百面相は今でも健在で何よりです)
では、第二ラウンドの開始です。
「ところで、由乃ちゃんの妹はどんな子?」
「さあ」
ちなみに前薔薇さま三人は、会場に来る前に近くのファミレスでランチえおとってきたらしい。だから聖さまの「置いてけ」は冗談だったはずなのだが、気を抜いたちょっとの間に、やっぱり一個食べられてしまった。(やはり、聖さまのフランクな所とてもお気に入りです)
「祐巳ちゃん、惚けたって駄目。さっき自分で言っていたわよね。由乃ちゃんとは親友だって。親友が知らないわけないじゃない」
やっぱり。気をつけていたはずなのに、早くも余計なことを言ってしまったわけだ。
これにぴったりな言葉を祐巳ちゃんに送りたいと思います。「口は災いの元」
(この小説って中々為になるお話だったりしますね)
「それが、まだ紹介してもらっていないんですよ、私」
だが、こちらの強みは、本当に知らないということ。「どんな子」と聞かれたって、知らない物は答えようがない。
「たぶん令さまも、・・・・・・と思いますよ。由乃さんは、江利子さまにまず一番に報告するんだって言ってましたから」
それを聞いて、ちょっといい気分になったらしい。江利子さまは、第二ラウンドを呆気なく終了させた。引き分け、といったところか。
「誤魔化すのうまくなったわね、祐巳ちゃん。ま、いいわ。お楽しみは長い方がお得だものね。いくら延ばしたって今日中に片はつくはずだし」
美しいほほえみを浮かべているのに、異様に恐い。江利子さまは本気だ。何が何でも、今日この会場で、片をつけるつもりらしい。
由乃さんに「逃げて」とテレパシーで教えたいけれど、逃げたところで江利子さまはどこまでも追いかけてくるような気がした。
普段は呆けていることが多い江利子さまですが、本気を出しますと異様なほどまでの「執拗さ・ひつこさ」を出してくるのがこの江利子さまの最大な魅力です。
(私も執着を持つとけっこうひつこいところがありますからね!!)
またしても関係の無いお歌:「♪不思議な不思議なこと〜ば テレテレテレテレテレパシー」という歌詞の歌がありましたが、タイトルは不明です。
という所で今日はこの辺にて・・・ では、ごきげんよう
P.S.結局のところ、「祐巳ちゃんV.S.江利子さま」の戦いは「一敗一分け」となりました。
今度は今巻最大の見所である「由乃さんV.S.江利子さま」の戦いは果たして・・・
(この二人の戦いはかなり楽しいですからね。「ウァレンティーヌスの贈り物(前編)」や他にも小説内で書かれていないところでたくさんのやり取りがもっとたくさんあると思いますね。)
「前三薔薇さま、剣道の試合会場に参上!!」
ごきげんよう、皆さま
以前にも書きましたが私は犬好きで、ヨークシャーテリアのロッキー君がいますが、その前に飼っていたマルチーズの「ラン」がいまして(今はすでに他界しています)、漢字にしますと「卵」と書きます。(理由:毛が卵のように白いので・・・)
まあ、そういうわけなのでHP可愛らしいペットがご覧になれる「http://kids.yahoo.co.jp/docs/event/pet2005/index.html」を貼らせてもらいます。
では、「マリア様がみてる」です。
バトル本番
1(P.164〜178)
「あの、ここ空いていますよね」
一応隣の席の人に尋ねてみた。すると、その人が答えるには。
「座りたかったら、そのサンドイッチ一つ置いてけ〜」
「―」
置いてけ、って『置いてけ堀』の妖怪か。そんなことを言う人、祐巳の知る限り一人しかいない。
出ました、佐藤聖さまの登場です!! 私自身、アニメから「マリみて」に入った者ですから、やはり聖さまは一番人気ながらも私の中で多くのウェイトを占めていますね。 フランクな所がやはり人気の一つでしょう!!
(普通ならばあまり人気の高いキャラは肩入れしにくいのですが、聖さまだけは格別です)
「どうして、ここに聖さまがいるんですかっ」
「だって、今から面白いことが起きるんでしょ。江利子から聞いたよん」
「え、江利子さま?」
「はーい」
うわっ。本人。
手まで上げちゃって。すごい上機嫌。
「ご、ごきげんよう。江利子さま」
考えてみたら、江利子さまに限っては、ここにいて当たり前なんだけれど。いざ本人を目の前にすると、「ああ、由乃さんは本当に無謀な約束をしてたんだな」としみじみ思うわけである。
鳥居江利子さまも久々の登場です。(この方は出てこない時の方が存在感が高いような気がしますが・・・ あ、そういえば「特別でないただの一日」で、江利子さまは学園祭に来たか否かは、私は変装してやって来たに一票!!)
で、最後は
「後ろ姿で、もしやと思いましたけれど―」
追いついた祥子さまが、江利子さまの隣に座っていた人に「お姉さま」と声をかけた。
そう、蓉子さままで。学園祭では拝めなかった、前薔薇さまの三役そろい踏みが、今日ここで拝めるとは。
完璧集団、前三薔薇さまついに登場しましたね。前に三人が揃いましたのが確か「いとしき歳月(後編)」の卒業式以来ですから、本当に嬉しさと懐かしさで一杯ですね。
(アニメから入った私としては一気に読んでしまったおかげで、そんなに経っていないのですが、この「マリみて」を読んでいくと本当に過去まで引き起こされていきますからね・・・)
この水野蓉子さまに至っては、おそらく女性の方に感情移入しやすく設定されているのが、今野緒雪先生のキャラの成せる業でしょう!!
(下ネタは好きくありませんが、「生理痛」はかなり苦しい物ですよ・・・ 男性の方にも一度、味合わせられないのが残念ですね!!)
どうやらこの続きは、江利子さまV.S.祐巳ちゃんになりそうですね。 この二人の対談は「黄薔薇革命」の薔薇の館以来ですから、今からドキドキ、ワクワクしてきましたよね!!
(他には江利子さま主役の『いとしき歳月(前編)』の「黄薔薇まっしぐら」での昇降口のシーンですね)
と楽しみにしながら明日を待つとしまして、今度前三薔薇さまが揃う日を占ってみますと(あくまでも想像なのであしからず・・・)、いずれ「薔薇の館」を建て替えを行う日が必ず来ると思いますので、「100人乗っても大丈夫」な「薔薇の館」が完成する時でしょう!! (多分・・・) その時までには、祐巳ちゃんの妹も無事に決まっていればいいんですけどね。
では、今日はこの辺にて・・・ では、ごきげんよう
「妹候補たち薔薇の館に対する幻滅」
ごきげんよう、皆さま
祝:「W杯出場おめでとう!! 日本代表」
という訳で特集HP「http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/column/extra/050608.html」とたかむね様のブログ「キャプテン翼 ROAD TO 2002 全15巻 ( 漫画、コミック ) - アクア宙 - Yahoo!ブログ」を張らせてもらいますのでご覧下さい。
では、「マリア様がみてる」です。
- バトル本番
1(P.164〜178)
毎度お馴染みな祐巳ちゃん。
まあ、あまり期待はしていなかったけれど。
待ち合わせの場所に時間通り現れたのは、紅薔薇姉妹と白薔薇姉妹の四人だけだった。
と妹候補たちは来なかったみたいですが、ちゃんと待ち合わせの時間や場所は教えたのでしょうかが気になりますが、続きを読んでみますと
「他は・・・・・・もう来ないみたいね」
「のようですね」
つぼみ(ブゥトン)の妹候補五人には、剣道の交流試合があるから一緒に応援に行きましょう、と誘ってあったのだが。まだ、一人も来ていない。
「祐巳の妹候補三人はまだしも、由乃ちゃんのところの二人は何を置いても来るべきなのに」
立場的にはそうなのだが、片や由乃さんに「クビ」と言われた人。(その子ちゃん)もう一人は、泣いて帰ってしまった人である。(美佐江ちゃん)たぶん、どっちも来ないだろう。
の通りやはり誘っていたみたいですが、将来「山百合会」の一員になるのにはあまり相応しくないような気がしますね・・・
「由乃さん、とうとう江利子さまに妹を紹介できなかったわね」
歩きながら、志摩子さんが言った。
「うん」
祐巳もうなずく。
由乃さんはまだ江利子さまに会っていないだろうから、正確には「できそうもない」が正しい。だが、候補者二人が会場に行かないのであれば、「できなかった」になるのは時間の問題だと思われた。
でも、まだ江利子さまとの約束を守るための時間は十分にありますので、最後まで諦めてはダメですよ、由乃さん!! 何がきっかけで、運命が広がるなんてこの世界では「マリア様」にしか分からないのでしょうから・・・
「考えてみると」
祥子さまがつぶやく。
「乃梨子ちゃんなんて、出来すぎなくらいなのよね。瞳子ちゃんも、可南子ちゃんも、思い返せばよく気がつく子だったわ」
どうやら、妹候補五人と比べて、の話らしい。
乃梨子ちゃんの完璧さは今更ながら祥子さまの思い通り、瞳子ちゃんと可南子ちゃんの二人に一年椿組トリオとして、「山百合会」の中心として頑張って欲しいです。
(なるべくなら一月に行われる山百合会の選挙の前に二人を「妹」として迎えて欲しいと願っていますね・・・)
「たぶん、幻想だったんじゃありませんか」
乃梨子ちゃんが、考えを述べた。
「幻想?」
「薔薇さまとかつぼみ(ブゥトン)とか。ただ、憧ればかりが先行して。少しでも近づきたい、彼女たちはそう願っていたんだと思います。側にいれば、きっと素敵なことばかり起こる。そんな幻想を抱いていた。でも、現実にはそんなことないですもの」
「幻滅した、ってこと?」
初期の頃の可南子ちゃんにも似ているようですが、可南子ちゃんの場合は「山百合会」の人々と触れ合うことに連れて、立派な女性へと変身しましたからね。
「というか、幻想だったと気がついたのではないのでしょうか。彼女たちは今まで、薔薇の館に憧れても、その中に自分を置いて考えたことがなかったんです。考えたことさえなかったのに、ある日突然それを現実世界で突きつけられて、戸惑ってしまった。茶話会のお客さまのままでいる方が、幸せだったのかもしれません」
想像ですが、と乃梨子ちゃんは締めくくった。
簡単に述べましたら、実際の「薔薇の館」(今の「リリアン女学園」の雰囲気)はそんなに甘くないってことですね。
(って言いますか乃梨子ちゃんという女の子は頭が良いだけでなく、すごいことも思い付く、かなりの秀才な子ですね)
だとしたら、彼女たちは今頃傷ついているのかもしれない。―かわいそうに、と。
これに関しては、おそらく私たちにも返ってくる言葉だと思います。小説と現実の境が付かなくなっている人々にとって・・・
というところで、今日はこの辺にて・・・ では、ごきげんよう
「山百合会の妹候補たち」 その子・のぞみ・美佐江・千草
ごきげんよう、皆さま
今日はネットニュース「http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/entertainment/animals_and_pets/?1118188918」を見て頂くとペンギンさん同士でも百合が流行っているみたいですね。
「いばらの森」の聖さまと栞さんみたく、悲恋物語にならなければよいのですが・・・
(しかし、あまり同性同士カップルになると卵が産めなくなって、ペンギンの数が減ってしまいますので飼育の人が困ってしまいますね)
では、「マリア様がみてる」です。
- 中間報告
2(P.161〜163)
由乃さんが主役です。(今回の主役はいったい誰が多いのでしょうね)
「ああっ、黄薔薇さま(ロサ・フェティダ)だ。すみません、サインしていただけますか」
火曜日の放課後は、由乃の妹志願のその子ちゃんが手伝いに来た。
「その子」という名前を聞いて思い付くのはやはり美白で有名だった「鈴木その子」さん
(今はもうお亡くなりになっていますが・・・ この方の化粧品のHPは「SONOKO公式オンラインショップ | 健やかに食べる喜び、生きる喜び、内面からの輝きをあなたに」です。)
と、もう一つはまたしても「名探偵コナン」の「鈴木園子」という女の子ですね。
(ちなみに紹介している巻は彼女の彼氏でもある「京極真」さんという空手の達人が出てくる巻でもあり、『コナン』の中で一番お気に入りなキャラが彼でもあります)
と、『マリみて』から段々とズレていきますので戻しまして、
この一年生は、「令ちゃんファン」。本人にその自覚があるかないかはわからないが、このはしゃぎようは相当なものだ。
こんな私でも妹になりたいと言ってくれる一年生がいる、そう思って感動すらしていたのに。それが、令ちゃん目当てだったなんて。
もうプライドはズタズタだ。おのれ、その子。どうしてくれよう。
由乃さん怒らない、怒らない。 少しぐらいファンサービスぐらいさせてあげてやっても罰は当たりませんって。
(令さまは単体ではあまり人気がありませんが、私や「リリアン女学園」では超人気者で、現実ならば男性・女性問わず憧れを持って読んでしまうのではありませんか!?)
(でもこの子は、昨日の祐巳さんファンと違って、遅刻はしなかったし。フットワークは軽いし。明るいじゃない)
懸命にいいところを探して、ギリギリ切り捨てるのを押しとどめた。
その人の「いいところ探し」、私もアニメや漫画とかでよくやりましたね。
(でも最近、難解なストーリー展開なアニメやゲームばかりで付いていけないというのが本音です。)
あっ、「ギリギリ」といえば高校生の時に男の子にあげた「義理チョコ」の手紙に「ギリギリガ−ルズ」とか書いて面白がられましたね。
(今思えば「よく受け取ってもらえたなぁ〜」と疑問です)
後は、Bzの「ギリギリChop」が思いつきますが・・・(これまた『コナン』の主題歌でしたね!!)
「あ、紅薔薇さま(ロサ・キネンシス)。紅薔薇さまもサインお願いします。ここ、ここに。白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)もいいですか?」
(前言撤回)
令ちゃんのファンというより、ただの軽いミーハーじゃないか。
魔の手(?)が祐巳さんにまで及んだ時、由乃の堪忍袋の緒はついにきれた。
「あなた、クビね」
その子ちゃんは、なぜ由乃がキレたのかわからず、しばらく目をパチクリさせていた。
ミーハー娘はやはり「由乃さんの妹」には相応しくありませんね!! 彼女の妹の座を手に入れるのはいったい誰なのか!?
チョビチョビ読んでいくと、「マリア様がみてる」という小説は一味も二味も違ってきますね。
3(P.163)
視点はいつの間にか祐巳ちゃんに代わっています。
水曜日に来たのぞみちゃんは、クラスメイトを四人も連れてきて、お茶を飲んでおしゃべりして、そのまま嵐のように去っていった。
木曜日。由乃さんの妹に名乗りを上げた美佐江ちゃんは、由乃さんがちょっと注意しただけで、泣いて帰ってしまった。
金曜日に予定していた千草ちゃんに至っては、ついにやって来なかった。
「のぞみ」といえば新幹線「のぞみ」(HPは「http://www.westjr.co.jp/gallery/train/sh500_1.html」を参照)でしょう。
(まさに嵐のようですね!!)
「美佐江」といえば漢字でなくひらがなですが、「クレヨンしんちゃん」の「野原みさえ」ですね。(HPは「クレヨンしんちゃん|テレビ朝日」です。)
「千草」に関しては詳しくは知りませんが子役で有名な女の子みたいですね。(HPは「サービス終了のお知らせ」です。)
そして、運命の土曜日を迎えることになる。
と、待ちに待った江利子さまとのお約束の日ですね。こんな調子で果たして由乃さんの妹は見つかるのかどうか不安ですが、「ぶっつけ本番」で上手くいく事もありますので、続きを楽しみにしつつも今日はこの辺にて・・・
では、ごきげんよう。
「祐巳ちゃんの『姉』としての自覚」
ごきげんよう、皆さま
本日のニュースです(「http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/atomic_bomb/?1118104117」。広島には中学の時の修学旅行で行きました。)
アインシュタインといえば「相対性理論」が有名ですが、(確か「チャオ ソレッラ!」で蔦子さんが説明しようとしていたのですが、本格的に理解している人は世界に何人いらっしゃるのでしょうか気になる所です。
(簡単な説明のHPは「http://homepage1.nifty.com/tac-lab/」です)
では、「マリア様がみてる」です。
- 中間報告
1(P.155〜161)
「ごきげんよう。お手伝いにきました」
藍子ちゃんが元気をいっぱい振りまいて、二階の部屋に入ってきた。
「お手伝い・・・・・・」
もうすぐ四時である。(関係ありませんが、昔ダウンタウンが司会をやっていた「4時ですよーだ」という番組が放映されていました。)
その場にいた全員が同時に自分の腕時計を見、そしてすぐさま隣の人の腕時計も見た。自分の時計が間違っていないかどうか、確認したのだろう。まるでコントのようだった。それでも、四時であることは変わらない。
「わあ、皆さんお揃いですね。私、一年李組の―」
といったいこの藍子ちゃんっていう女の子が何者なのか、お手並み拝見する日がとうとうやって来ました。
「急に手伝いに来ることになったわけだから、本当は予定があったのでしょう。だったら遠慮しないで、誰かに代わってもらいなさい。それもできない状況だったなら、無理して来なくてもいいのよ。手が足りなくて、困っているわけではないのだし。ただし、その場合はちゃんと事前に断りを入れること」
妹の妹候補とはいえ、今はまだ藍子ちゃんは見習い半分お客さま半分といった立場。祥子さまは極力感情を抑えて、でも言うべきことはしっかり言った。
祥子さまも早く孫の姿が見たいようですね・・・ 果たしてこの藍子ちゃんに「紅薔薇のつぼみの妹(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン・プティ・スール)」が務まるのかどうかが、祥子さまだけでなく私も気になる所です。
が。
「いいえ。予定はありませんでした。ただ、薔薇さまはじめ皆さまにお目にかかるので、身だしなみを整えるのに時間がかかってしまいまして。実は、今日体育があったんですね。その時、鉢巻きでついた髪の毛の癖がなかなかとれなくて―」
その返答に、全員が唖然とした。
「そ、そう」
祥子さまは、もう怒ることさえ忘れて、顔を引きつらせている。
これはまずい。かなりまずい。
何だか本当に面白い子で共感が持てるんですが、祐巳ちゃんしっかりと指導ができるのかな!?
「あのね。髪の毛なんてどうでもいいのよ」
「え・・・・・・? でも。私、みっともない姿で祐巳さまの前に出るなんて・・・・・・」
「私は髪の毛がはねていたって、それが原因で藍子ちゃんを嫌いになったりしないわよ。それより、部屋の掃除をしたり、お茶の準備をしたりしてくれた方が助かるの。お手伝いっていっても、直接生徒会の仕事を任せるわけにはいかないでしょ? まずは雑用をしながら、ここにいる皆さんと仲良くなってもらいたい。そのつもりで呼んだのよ」
そこまで言ってやっと、藍子ちゃんは自分の失敗に気づいたようだった。
「祐巳さま、私」
どうしましょう、と泣きついてくる。今更掃除をすることもできないし、お茶の入ったカップははすでにみんなの分行き渡っている。
「わかったから落ち着いて。じゃね、まずはあなたの分のお茶を入れましょう。ついでに、皆さんにお茶のお代わりを勧めたらいいわ。大丈夫。それに、まだ後片づけが残っているから。おひらきになったら、率先してカップを下げて洗ってね」
祐巳は、小声でまくし立てた。あっちに気を遣い、こっちに気を遣い。お姉さまって大変だ。
ようやく、祐巳ちゃんも「姉」としての自覚を持ち始めましたが、先はまだまだ長いようですね。 ですが、この藍子ちゃん共々温かく見守っていきたいものです。
この章の最後ですが、
「誰か、お茶のお代わり入れてくれないかしら」
「はい、ただ今っ」
と、藍子ちゃんにさりげなく仕事を与えてあげている祥子さまが何だか素敵ですね。
(この「マリア様がみてる」という小説はこのままでいくと「祥子さま成長日記」として終末を迎えそうなので、本当に祐巳ちゃんにはしっかりと成長していって頂かないといけませんね!!)
では、1(P.155〜161)は以上です。 では、ごきげんよう。
「祐巳ちゃんの妹は藍子ちゃん!?」
ごきげんよう、皆さま
久々に今朝の新聞記事を書きますが、「コンビニ」で廃棄される一日分の食品の量が多いこと多いこと・・・・・・
「食べ物を粗末」にする事だけは本当に我慢できないです。
(餓えで苦しんでいる国はたくさん有るというのに、日本は贅沢に振舞い過ぎますね。いつの日か、食糧危機に陥る気がします。)
「もったいない」という言葉を進境させるためにも、仕入れの量を減らすとかすれば良いのでしょうか!?
では、「マリア様がみてるです。
- 中間報告
1(P.155〜161)
祐巳ちゃんが主役です。
「で? どうなったの?」
主語は省略されていたが、それが示しているものは聞き返さずとも明らかだった。お姉さまは、茶話会の報告を求めているのだ。
これまた、久々の祥子さま登場ですね!!
(最近、この方が出ていないと落ち着きが無くなって来ましたよ。私自身も・・・)
「その場で姉妹となったのは二組。後は、本人次第とでもいいますか。もう少しお互いのことを知ってから結論をだす、といった方たちも少なくありませんでした。この会がきっかけで、姉妹になる可能性は大いにあります」
と茶話会の報告していますが、肝心の祐巳ちゃん達は・・・
(あ〜、祥子さまの顔がどんな顔をしていらっしゃるのか目に浮かんできますね)
「私が一番聞きたいのは、私の妹のことであり、令の妹のことよ。その場で姉妹になった二組という中に、あなた方は入っているの? いないの?」
結構な迫力である。祐巳と由乃さんは、思わず顔を見合わせた。
「・・・・・・入っていません」
「まさか、どっちもってことはないわよね」
目がキラリと光る。恐い。だが、嘘をつくわけにもいかないので、正直に白状する。
「そのまさか、です」
「まあ・・・・・・っ」
祥子さまでなくとも呆れていますよ!! 読者のほとんどの方が・・・ っていいますか、祐巳ちゃんはこれから先、一人で生きていって欲しいと願ってきましたから。
「それじゃ、茶話会をやる前と今と、何も変わらないっていうの?」
「あ、それなら」
祐巳は、ポンと手を叩いた。
「私たちの妹になりたいと言ってくれた一年生に、放課後手伝いに来るよう声をかけてあります。一度にでは多いので、曜日を決めて、という形で今日から」
祐巳三人、由乃さん二人。ちょうど五人だから、月曜日から金曜日まで各一人ずつ。月曜日の今日は確か、祐巳にベッタリだった藍子ちゃんが来ると言っていた。
藍子ちゃんという新キャラが登場しました。いったいどんな少女なのかワクワクしてきまいたよ!!
「なるほど。で、その子は今どこに?」
キョロキョロ(ちゃん)と、わざとらしく辺りを見回す祥子さま。そんなことしなくても、この部屋にいつものメンバー以外誰もいないことはわかっているはずなのに。
誰の目にもご機嫌斜めと映っているようで、志摩子さんや乃梨子ちゃんですらフォローをためらっている。触らぬ神に祟りなし。一々反応すれば、ますますこじれることを経験上理解しているのだ。
「おかしいですね。道にでも迷っているのかしら」
祐巳は愛想笑いで答えた。すると、祥子さまの眉の角度が更に上がった。
「それが事実なら、その子をあなたの妹にするのは反対よ。半年以上は通っている校内で迷うなんて、どうかしているわ。そもそも、一昨日来たばかりの薔薇の館に一人で来られないなんて、問題・・・・・・いえ、問題外だわ」
しまった、と思ったが後の祭り。
と、この藍子ちゃんって子も何だかおっちょこちょいぽくってドジッ娘な女の子で、ある意味祐巳ちゃんと「似た者同士」な匂いがしてきましたので、この子を「妹」にしてもいいかもしれませんね!!
(かなり共感持てるかも・・・)
「お姉さま、冗談ですって」
「冗談って笑えるものではなくって? 少なくとも、さっきのあなたの例えは笑えるものではなかったけれど」
「すみません」
だって、何で来ないかわからなかったから。
藍子ちゃんは、一応祐巳の妹候補の一人として薔薇の館に出入りするわけだから、祐巳が面倒をみ、指導もしなければならないというのに。「来ない理由がわかりません」とは祥子さまにとても言えなくて、つい冗談に逃げてしまったのだった。
今日来る人を決める時、真っ先に手を上げたのは藍子ちゃんだったから。一番乗りがうれしいと張りきっていたので、よもや、忘れているとは思えないのだが。
おそらく遅刻でしょうが、「『時間厳守』はきっちり守りましょうね!!」と祐巳ちゃん、これから彼女の指導をするからにはしっかりと教えてあげましょうね。
と藍子ちゃんというキャラがどんな子なのか、これから読んでいくのが楽しみになってきました。
(こういう面白い子って、基本的に応援してあげたくなりますので・・・)
てな所で、ごきげんよう。