「由乃さんの焦り」
ごきげんよう、皆さま
今日のネットニュースです。「http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/sports/nakata/?1118790530」
時には嫌われ役を買ってでも徹底するのは中田英寿選手にとってもつらいでしょうが、チームの要としては必要だと思います。
(「キャプテン翼」のGKの若林源三選手みたいに…)
では、「マリア様がみてる」です。
- バトル本番
2(P.179〜184)
由乃さん視点です。
つまり。今日は、荷物の見張りをしながら試合を眺める、というのが由乃の主な仕事なのである。
けれど、令ちゃんは言う。由乃が会場に来て、間近で試合を見ることには大きな意味がある、と。
由乃が側にいれば、それだけで令ちゃんの力がわく。そういう意味だと思って素直に喜んだら、「見取り稽古」のことなんだって。
他人の試合を真剣に見るのは、それだけで稽古なのだという。特に交流試合は、日頃見ることのできない他校の選手の動きを見ることのできる絶好の機会だから、是非とも目に焼きつけて、吸収できるものは何でも吸収するように、と。
由乃さんは結局の所、「補欠」としてですがそれでもやはり「剣道部」の一員として強くなる第一歩だと思います。
(来年の試合にはきっとレギュラーとして試合に臨めれば、私としてさぞかし嬉しいのですが…)
遠い昔の話ですが、私もエレクトーンの先生に上手な演奏者の発表会に連れて行ってもらって、感動した覚えがありますね!! 聴くだけで演奏者の気分を味わえた感じです。
(中学に入ってからは「吹奏楽部」の練習で、こっちの方は疎かになりましたね。 まさに、「二兎追う者は一兎も得ず」って奴ですが…)
(……だめだ)
目の前でリリアンの次鋒が竹刀を振り回しているというのに、全然集中できない。隣で体育座りしていた田沼ちさと(呼び捨て)なんか、四つん這いになるほど身を乗り出して応援しているというのに。
これが終わったら、江利子さまに会わなければならない。
もしや江利子さまは、約束のことなんかすっかり忘れているのではないか。
もしや、試合の日を間違って記憶していやしないか。
しかし、そんな希望的観測も、その麗しいお姿を会場客席で拝見した瞬間に、もろくも砕け散った。
そう。
あの人が、(あの人にとって)こんな面白いことを忘れるわけない。記憶違いなんてするわけもない。
江利子さまは令ちゃんの試合を観戦し終えたらおもむろに立ち上がり、会場を出たあたりでスタンバイするだろう。
そして試合会場から出てきたリリアン女学園の剣道部の一団の中から、まず令ちゃんを見つけて声をかける。由乃が立ち止まらずに前を通り過ぎようとした瞬間、「そういえば」と思い出したように由乃を呼び止めるのだ。由乃ちゃんの妹はどこにいるの、と。
久々の田沼ちさとさんの登場ですね!!
(「レイニーブルー」以来かな!? おそらく、私自身令さまと由乃さんの仲の良さっぷりの嫉妬感はこのちさとさんと共有していると思いますので、彼女の出番は少ないながらも、けっこう共感が持てますね。 でも、ちさとさんもよく由乃さんの面倒を見ている描写も多いですから、彼女も良い子ですね!!)
それよりも、江利子さまとの約束はどうなるのでしょうね。由乃さんの想像力も先のことがここまで瞬時に計算できますので、本当にすごいものですよ。
由乃さんもエスパーであり名(迷)探偵な少女ですから、頭が良い子だと思いますね。
(ああ)
細部にわたって、イメージできる。
そう遠くない未来に、それが現実に起こることを考えると、とてもじゃないが試合どころじゃないのだ。
(やだやだ)
由乃に妹なんていないのだと知った時の、江利子さまの勝ち誇った顔。想像しただけでも腹がたつ。
無謀な約束をした方が悪いのはわかっている。だが、往年のライバルである江利子さまにだけは、素直に「ごめんなさい」と許しを請う気にはなれないのだ。
落ち着いて、由乃さん!! 試合はまだ始まったばかりなので、まだまだ時間は十分ありますよ。
サッカーでも「ロスタイム」までしっかりと集中力を引き締めるかが、勝負の鍵となりますので…
私も「由乃さんV.S.江利子さま」の勝負は応援しているのは由乃さんですが、読んでいるうちにワクワクしてきますね。
この続きは試合の様子が描かれているみたいですね…
てなところで今日はこの辺にて、ではごきげんよう