「『由乃さん妹当て』ゲーム (前編)」
ごきげんよう、皆さま
私の所では今日の天気は晴れておりますが、今の季節は梅雨入りしていてとても大変に感じられている事と思います。
そこで、さわやかなHPを見つけてきましたので、これを見て夏に向けて乗り切りましょう!!
(HPは「http://picks.dir.yahoo.co.jp/weeklypicks/」です。 中でも「東京にそだつホタル」が私のおススメで、今の時代でもまだまだ都会にも自然が生きているという安堵感を味わう事が出来ました。 何十年先でも生息してくれたらなぁ〜と願うばかりです)
では、「マリア様がみてる」です。
- バトル本番
1(P.164〜178)
じゃ、私から、と。ジャンケンで一番手となった聖さまが、まず指をさした。
「向こう側の席から三列目のあの子」
「前髪をピンで留めているあの子? 駄目よ聖。あれは二年生だもの。見たことあるでしょ。新聞部の(山口真美さん)」
「あー、築山三奈子の妹だ。じゃ、その隣でいいや」
その隣は新聞部のルーキー、日出実ちゃんである。
まずは高田日出実ちゃん。祐巳ちゃんの思想を借りなくてもおそらく由乃さんの妹にはなりそうにはないですね。
(私個人的ですが、「やはりこのまま真美さんの妹に納まってほしいなぁ〜」とも思われるのですが…)
次は蓉子さまが選ぶ番だ。
「志摩子の隣にいる子は? 確か、山百合会の劇にも出ていたわよね」 「残念でした。あれは志摩子の妹」
聖さまが答えた。
「ああ、あれが」
蓉子さまと江利子さまが、同時にうなずく。その視線に気づいた志摩子さんが、こちらに向かって会釈し、続いて乃梨子ちゃんが頭を下げた。
「まるで西洋人形と日本人形ね」
前薔薇さまたちがそんなことを言ってゲラゲラ笑っていることなんて、遠く離れた席にいる志摩子さんたちには思いも寄らないことだろう。
この試合会場での乃梨子ちゃんと前薔薇さまの初の顔合わせとなりましたね。
(あっ、聖さまだけは「チェリーブロッサム」時に乃梨子ちゃんの顔を知っていますね…)
「カメラちゃんの隣にいる子は? 妹?」
蓉子さまが、祐巳に聞いてきた。見れば、蔦子さんが笙子ちゃんを伴って会場入りしている。
「そういう話は、聞いていません。確かに一年生ですが」
「そう。じゃ、あの子にする。顔が可愛いから」
「……え?」
所詮は、お遊びである。第一印象で決めるわけだから、雰囲気とか顔とかしか判断材料がない。が、蓉子さまが、人を顔で選ぶなんて、祐巳にはちょっとショックだった。意外に面食いって。だがそれは、祥子さまを妹に選んだことで証明済みだった。
笙子ちゃんってやっぱり他の人からも可愛らしく思われているじゃないですか!!
「少々写真写りが悪くてもそんなに気にしなくても大丈夫だよ。」と彼女に言ってあげたいですね。
蓉子さまが決定宣言すると、江利子さまが唸った。
「あのカメラちゃんの隣の子、見たことがある気がする。でも思い出せない」
笙子ちゃんは内藤克美さまの妹だから、面差しがどこか似ているのかもしれない。それとも過去、本人に会ったことがあるのだろうか。江利子さまたちが卒業するのと入れ替わりで入学してきたから、高等部での接点はないはずなのだが。
この時の様子は「バラエティギフト」の「ショコレートポート」をご覧になるとご堪能できますが、読み過ぎて「お菓子の食べ過ぎ」には注意しましょう!!
(特にに「のりしろ」部分には要注意です)
とりあえず、前薔薇さまによる「由乃さん妹当て」ゲームの前編部分は終了しました。
次回は後編です。 では、ごきげんよう