「ようこそ茶話会へ」の藍子ちゃん・千草ちゃん・のぞみちゃん

ごきげんよう、皆さま
 今日の前置きは「サーカス」特集で、「http://livetalk.yahoo.co.jp/」を閲覧して頂く通り、2005年5月31日火曜日 午後9時0分〜9時30分に「安田大サーカスのライブトーク」が始まりますので、興味がある方はご拝聴下さいまし。
 また、今日の午後9時よりフジテレビ系列で金曜エンタテイメント「特別企画・直木賞受賞作品〜空中ブランコ〜」空中ブランコが放映されます。(詳しいHPはhttp://www.fujitv.co.jp/Dr-Irabu/index.htmlです。)

 ではマリア様がみてるです。マリア様がみてる 20 妹(スール)オーディション (コバルト文庫)

  • ようこそ茶話会へ

        4(P.129〜136)
 祐巳ちゃん登場です。

 祐巳はさっきから、自由に席を立てない状況にある。三人の一年生に取り囲まれて、質問攻めに遭っているのだ。ちょうど、はさみ将棋で隅に追い詰められ、身動きできなくなった駒のようだ。部屋の端の席にすわったのが、命取りとなった。
 本当は、内藤笙子さんとお話ししたいのだが、そう言って今ここにいる三人を切り捨てられるものでもない。好意をもってもらっているのはわかるし、そうとなればこちらだってうれしいもの。だから、こうして一つ一つ質問にも答えを返している。まさか、「ここから出たいからそこを退いて」とも言えないから。

 本当に祐巳ちゃんは一年生に人気がありますね!! 何度も書きますが「彼女の親しみやすさ」は彼女の最大の長所ですね。 
 (だから、「妹」(プティ・スール)を一人限定に選ぶというのは彼女にとって酷な事かもしれません・・・ これまたしつこいようですが、福沢祐巳ちゃんが「リリアン女学園」の全生徒と平等に接するためには水野蓉子さまが叶えられなかったという「薔薇の館の一般開放化」の夢を実現するしか無いと私は思います。
 後、駒といえば今野緒雪先生が書く「スリピッシュ!」シリーズスリピッシュ! ―東方牢城の主― (スリピッシュシリーズ) (コバルト文庫)が有名ですが、このシリーズは巻の順番通りに読むことをお勧めしますとのあとがきで述べられています。
 

 「姉妹って、出会った時に、やはり雷が落ちたような衝撃があるものなのですか?」
 と尋ねる藍子ちゃんは、お茶の準備の時に一番最初に立ち上がった子だ。
 「さあ。人それぞれだと思うけれど」
 志摩子さんの場合、お姉さまの時マリア様がみてる 8 いとしき歳月(後編) (コバルト文庫)も妹の時マリア様がみてる 9 チェリーブロッサム (コバルト文庫)も桜の下で、それぞれ印象的な出会いをしたらしいが、由乃さんのところなんて生まれた時マリア様がみてる 2 黄薔薇革命 (コバルト文庫)からのつき合いだから、ときめきすらなかったようだ。
 「では、祐巳さまの場合は? 紅薔薇さま(ロサ・キネンシス)との出会いはいかがでした?」
 千草ちゃんが、目を輝かせて質問する。
 「私は、ずっと憧れていたからドキドキしたわよ。でもお姉さまの場合は、そういう感情とは無縁だったみたい」
 「まさか」

 のぞみちゃんが小さく叫んだ。
 「本当よ。だって、しばらくは私との出会いを忘れていたくらいだもの」(無印マリア様がみてる 1 (コバルト文庫)より)
 祐巳の言葉に、三人がドッカーンって感じで同時に笑った。受け狙いで言ったわけじゃなかったので、複雑な気分。場が和んだのは、喜ばしいことだが。

 ここで、一年生の新キャラ登場致しました。藍子ちゃん、千草ちゃん、のぞみちゃんの計三人の女の子です。 果たしてこの中から、祐巳ちゃんの妹に選ばれるのは現れるのでしょうか!?」 
 (はたまた祐巳ちゃんは内藤笙子ちゃんも気になるようですが・・・)
 
 てな所で、今日はお開きさせてもらいます。 では、ごきげんよう

 P.S.私事ですが食材宅配オイシックスの野菜・卵セット欲しい!と書くと、抽選で100名の方にもらえるそうなので・・・ 
 (最近「100」という数字を多用しているおかげで、かなり好きになってきました)