「黄薔薇ファミリー」に参入するのか!? 内藤笙子ちゃん

ごきげんよう、皆さま
 もう早速新刊情報が出てきたようですが、よしじまあたるさまのhttp://d.hatena.ne.jp/atr4440/20050524#p3のブログによると薔薇のミルフィーユというタイトルで7月1日に発売されるとのことですが、私の展開予想は(あくまでも予想ですのであしからず・・・)、祐巳ちゃんと祥子さまの遊園地デートに白薔薇姉妹や黄薔薇姉妹も加わってダブルデートならぬスリーデートする展開で遊園地内でミルフィーユを食べる内容」ってところでしょうか!?
 (でも、遊園地に行くとなると冬休みになりそうですが・・・) 
 それとも、「期末テストの勉強を6人集まって仲良く勉強会を開き、その合間にミルフィーユを食べるといった内容」云々。とりあえず、新刊が待ち遠しいですね!!
 ついでにミルフィーユのレシピはhttp://gourmet.yahoo.co.jp/bin/rsearch?p%A5%DF%A5%EB%A5%D5%A5%A3%A1%BC%A5%E6&bgen02
 (アニメもマリア様がみてる〜夏〜」が放映決定となれば喜ばしい事ですが・・・)

 では妹オーディションです。マリア様がみてる 20 妹(スール)オーディション (コバルト文庫)

  • ようこそ茶話会へ

       3(P.121〜128)

 ふわふわ巻き毛。由乃が気がつくと、ニッコリほほえむ。
 (へえ・・・・・・)
 変に媚びないところが気に入った。それでいて、社交性がないわけでもないし。由乃の場合、考え方が多少ひねくれているから、手が足りているのに「手伝います」と出てこられると、どうしても「点数稼ぎか?」と疑いたくなる。

 内藤笙子ちゃんですが、彼女本当に可愛らしいですね!! 由乃さんにも気に入られてきていますし、彼女の妹にうってつけかも知れませんが、蔦子さんの妹としても納まって欲しいとも願っていますので、妹を巡っての三角関係としての争いが起こらない事を切に思います。

 「二年松組 福沢祐巳です。苦手科目、得意科目はありません。平均点が売りです。姉は小笠原祥子。えっと・・・・・・おしまい」
 何じゃ、そりゃ。由乃は、いつもながら自己紹介下手な親友を「とほほ」と見つめた。平均点が売りなんて、全然自己アピールになっていない。その上、お姉さまの名前なんて。そんなこと、ここにいる全員が知っているよ、と。

 祐巳ちゃんらしくて楽しい場面ですね!! この親しみやすさが彼女の最大の長所ですが、初期の頃のオドオドしている彼女の方が私としては気に入っています。
 (最近の祐巳ちゃんはいつまでも「妹」を作らないので、少し傲慢です・・・)

 「二年松組 島津由乃。剣道部所属。一年生の中にはご存じない方もいるでしょうが、去年の今頃心臓の手術をして、虚弱なイメージをすっかり脱ぎ捨てました。好きな作家は池波正太郎。趣味はスポーツ観戦。一日も早く、妹をもちたいと希望しています。我と思わん方は、フリータイムにでも立候補を」
 ここはあえて、令ちゃん「れ」の字も出さない。令ちゃん目当ては門前払いするくらいの気構えで、由乃は臨んでいるのだ。

 去年の由乃さんは心臓の手術(別名:改造手術ともいう)を受けて大変でしたが(黄薔薇革命マリア様がみてる 2 黄薔薇革命 (コバルト文庫)より)、おかげで「スーパー由乃へと大変身することになっておめでたいです。
 

 「一年菊組 内藤笙子です」
 へえ、この子が。由乃は、ちょっと身を乗り出した。
 「中等部在学中から、山百合会の皆さんに憧れていました。こうしてお近づきになれただけで、うれしいです」
 (中等部在学中から、実の姉が元山百合会鳥居江利子さまに煮え湯を飲まされてきました。これから徐々に復讐できるかと思うと、うれしいです)
 面白半分に心の中でそんな言葉をあててみたのが空しくなるほど、内藤笙子は嫌なところの見当たらない、感じのいい女の子だった。もしかして内藤克美さまの意志なんて始めから働いていないのかもしれない。

 相変わらず、由乃さんのギャグは冴えていますね!! やっぱり、黄薔薇ファミリー」は「ギャグファミリー」として読ませて頂いておりますが、私が好きな「薔薇ファミリー」は例え「マリみて」が最終回を迎えてしまったとしても、永遠に変わる事は無いと思います。
 いつぞやかのアニメージュ(徳間書店)での池澤春菜さんのインタビューで黄薔薇に関しては3人ともそれぞれ違うところを見ててそれでもまとまっている。真ん中で一つ、しっかりつながっているものがある。・・・・・・そういう不思議なファミリーだという気がする。」のお言葉通り、この黄薔薇ファミリー」には独特な雰囲気のするような匂いがしますね。

 「ねえ」
 隣に座っていた祐巳さんの腕に触れると、祐巳さんは由乃とはまた違う表情で、内藤笙子を見つめていた。
 「見つけた・・・・・・」
 笑いを押し殺したように、つぶやく祐巳さん。
 「え?」
 由乃は、正直焦った。
 見つけた、って。何を?
 もしかして、妹っていう意味?

 と、メチャクチャ良い所で次へと続きますが、この切り方はやはり今野緒雪先生の成せる業だと私は感じますね!!
 
 以上で、3(P.121〜128)の部分はおしまいですが、7月の新刊共々、4(P.128〜136)の部分も楽しみになってきましたね。 
 では、ごきげんよう