「ようこそ茶話会へ」の志摩子さん・乃梨子ちゃん・日出実ちゃん
ごきげんよう、皆さま
今日のネットのニュース「Yahoo!ニュース」によると、「食事を作る」「後かたづけ」「乳幼児の食事の世話」等は既婚女性の8割以上が行っているとのことですが、これからの時代は男性の方々にも「家事の手伝い」「子守り」の加担をして、奥さんの負担を減らしていって頂けたらなぁ〜と願っています。
今の日本はまだまだ「男中心」の社会として回っているので「少子化問題」の対策は一向に解決しないですが、女性を敬う時代が一刻も早く来ることを願っています。
では、「マリア様がみてる」です。
- ようこそ茶話会へ
2(P.113〜121)
「不本意ながら、真美さまとともに茶話会に列席させていただくことに。これも潜入取材だと思えば・・・・・・。そうよ。そう思わないと、やっていられないわ」
最後は、自分に言い聞かせるように言った。
「あら、日出実さんさんはお姉さまを作らない主義なの?」
志摩子さんが、不思議そうに尋ねる。日出実さんが、あまりに「嫌です」といった顔をしていたからだろう。
「そういうわけでもないんですが・・・・・・」
そんな主義があるにせよないにせよ、開始直前十分前に茶話会の出席者にされてしまったなら、戸惑うのは当たり前だ。せめて昨日のうちにでも決まっていたら、少しは気の持ちようも違っていたかもしれない。
「それは大変ね」
志摩子さんが、しみじみと同情の声をあげた。とはいえ、今から二階に駆け上がって、日出巳さんを外してあげるよう働きかけるのは無理だ。それに「不本意」と言いながらも、日出実さん自身がすでに承諾したことである。
「もしかしたら、いい出会いがあるかもしれないよ」
乃梨子も、励ますつもりで声をかけた。これがきっかけで、素敵なお姉さまができないとも限らない、と。
「いい出会いなんて」
ため息混じりにつぶやいてから、日出実さんは志摩子さん向き合った。
まさに高知日出実ちゃんに感情移入しまくりな私ですが、「現実は小説より奇なり」という言葉は一体「いつ」「誰が」「どこで」言い出したのでしょうね!?
それから、またしても「マリみて」から離れますが、「不本意」という言葉は「魔法戦士リウイ」シリーズ(原作:水野良)に出てくる「メリッサ」というキャラの口癖でありますが・・・)
「こういう仕儀になりましたから、茶話会の間は薔薇の館からあまり離れることができなくなってしまいました」
茶話会本番、新聞部からは真美さまと日出実さん二人が手伝いにきているわけだが、茶話会に出席するとなると、なかなか手が回らない、というわけだ。
「いいわよ。何があったら、私や乃梨子が動けるから。事務や雑務のことは気にしないで、接待役の方をしっかりお願いね」
志摩子さんの言葉に、日出実さんは力無く「はあ」とだけ答えた。
「それじゃ、二時になりましたら受付を開始してください。私は、祐巳さまや由乃さまと二階でお迎えすることにいたします」
「承知したわ」
「招待状と生徒手帳を掲示してもらって、本人を確認した上で名札を渡してください、のことです。では、よろしく」
軽く頭を下げてからふらふらと階段を上っていく。こんな調子で、「潜入取材」を成功させることができるのだろうかと、心配になってくるのだが。
とにかく、日出実ちゃんに応援歌を捧げたいと思います。
(私のお勧めな応援歌はやはりZARDの「負けないで」が好きですが・・・ 私自身これで受験を乗り切りましたね!! 担任の先生が学年の集会時に講堂で「励まし」のメッセージとして流してくれて、心から感動したのを今も強く残っています。 今思えば私って担任運には恵まれていた方だと思いますね。 余談ですが、ZARDのライブ収録が発売されるみたいですが「ミステリアス」な雰囲気が素敵だったので、あまり「コンサート」「ライブ」は開いて欲しくないのが私の本音ですね。 「声帯」にもよく無いですから・・・)
けれども、志摩子さんや乃梨子ちゃんもあなたのそばにいますから、日出実ちゃんはまだまだ「独りぼっち」ではありませんよ!!
いつの日か、彼女たちが「リリアン女学園」を卒業する時がやって来ますが仲良しのままでいつまでもいられる様に心から願っています。
という訳で、ごきげんよう。