お約束の遊園地デート&ツーショット写真
ごきげんよう、皆さま
最近はカウンターの数字はあまり見ていなかったのですが(私の日記って読んで欲しいのだけど、恥ずかしい気分も味わってしまうという矛盾ですが・・・ 作家さんが自分の作品を読み返したくない気持ちがよくわかります)、とにかく「3,0000」もの数字を得ることができました。 これに関しては本当に感謝させて頂きますね!!
またしても「マリみて」に突入する前に、レジャー情報です。
池澤春奈さんのHP内でも「http://haluna7.chu.jp/photo/DL-face/214.html」でも紹介されていますが、「東京ディズニーリゾート」の動画HPを見つけましたのでリンクを張っておきます。「http://rd.yahoo.co.jp/toppage/r_event/050511/b/1/?http://local.sp.yahoo.co.jp/closeup0504/」
「ゴールデンウィーク」は終わりましたが、今度の休日に家族や友達・恋人とご一緒に行かれてみてはいかがでしょうか!?
(余談ですが、祥子さまと祐巳ちゃんの「遊園地デート」の約束がありますが、おそらく「東京ディズニーランド」の予感がします。あくまでも予想なので外れても私を責めないでやって下さいね!!)
では、「マリア様がみてる」です。
- マリア様の星
5(P.90〜99)
「学園祭で手伝いしてくれたお礼を言いたかっただけだから。それと、ツーショット写真のことも気になっていたし」
「写真、―ああ」
やっと思い当たったように、可南子ちゃんがつぶやいた。もう写真のことなんてどうでもよくなっちゃったのかな、なんて祐巳が思っていたら、それが顔に出たのか、「もちろん忘れていません」と付け加えられた。
「確か、学園祭でいい働きをしたら一緒に写真を撮ってくださる、そういうお約束でした」
と約束を交わしたらきちんと守るのはとても素晴らしいことですね。相変わらず、可南子ちゃんは敬語が美しいといいますか、とても綺麗なイメージがします。
(本当にロマンチストな女の子ですね・・・)
ただ、体育祭が終わった頃の可南子ちゃんは、まだまだ見ていて危うい感じだったから、口実を作って仲間に引っ張り込みたかっただけで。どういうわけだが可南子ちゃんは、一度は幻滅したはずの祐巳とのツーショット写真なんて欲しがる奇特な人だった。
「レディ、GO!」の頃は可南子ちゃんはクラスでも浮いていましたから私も心配していましたが、ツーショット写真をきっかけに率先してリレーの練習をするようになりましたよね。
「写真のお話がでるということは、祐巳さまは私のことを、学園祭でいい働きをした、と評価してくださったわけですね。嬉しい」
「もちろんだよ」
「それならよかった。少しでもお返しできたのなら」
可南子ちゃんとこうして向かい合うのは、ずいぶん久しぶりな気がする。実際に会わなかった時期は、そんなに長かったわけではないのに。そう感じてしまうのは、いったいどうしてなのだろう。
それは小説内では1ヶ月ぐらいですが、現実世界だと半年もの月日(10月に「特別でないただの一日」が発刊され、そして今の「妹オーディション」は4月です)が流れてしまったからですね・・・
(小説家の方々は現実と小説の区別がつきにくいのでしょう!!)
「学園祭では私、むしろ皆さんに逆に感謝しなくてはいけない立場ですから」
可南子ちゃんはほほえんだ。(可南子ちゃんは可愛らしい部分も見せてくれる子ですね!!)
「え? 何で?」
「父と夕子先輩、それから次子のこと」
ああ、そのこと。―って、うなずきかけた首をあわてて横に振った。
「でも私、何もしていないよ」
「いいえ。確かに、していただきました。だからこれ以上、ご褒美をいただいたらいけないと思っています」
「可南子ちゃん・・・・・・」
確かに可南子ちゃんは変わった、って祐巳は思った。短期間でずいぶんと。どんな風に、って一言でいうのは難しいけれど。重い殻を脱ぎ捨てたみたいに、軽やかになった。
は今までの日記、
そして、
と可南子ちゃんは山百合会の温かいメンバーと触れ合う事によって、細川可南子ちゃんはとても素晴らしい女性と変わることができましたね。
きっかけは祐巳ちゃんとの「ツーショット写真」の約束から始まりましたが、結果的には本当に良かったと思います。
後は「祐巳さまの妹にはなりません」というセリフが嘘で言ったのか、照れ隠しで言ったのかはまだ不明ですが、それは後のお楽しみですね!!
では、今日はこの辺にて・・・ ごきげんよう