令さまと由乃さんの夫婦関係

ごきげんよう、皆さま
 「マリみて」を語る前に「JR福知山線脱線事故の件ですが、人命探査装置「シリウスを使って調査した所、やはり「生存者がいる可能性はきわめて低いです。」とのことです。 一人でも多くの命を救ってほしいのですが、本当にこればかりは「JR」に語りたいのですが、何よりも「人命優先」をモットーにこれからの対策に育んで頂きたいと願っています。 詳しいニュースのHPは「http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/jr_fukuchiyama_accident/?1115766704
 (教訓:急がば回れ)

 ではマリア様がみてるのお話です。マリア様がみてる 20 妹(スール)オーディション (コバルト文庫)

  • マリア様の星

        4(P.82〜90)

 由乃令ちゃんの教科書が好きだ。一言でいえば、「きれい」だから。使っていないきれいさでなく、使い込んでいるきれいさ。余白に要点をまとめた書き込みがあったり、アンダーラインがカラフルだったり。いかにも「女の子」って感じの教科書なのだ。 

と、令さまのお姿は凛々しくて麗しきな宝塚の俳優さんながら、やはり家庭的な「女性らしさ」は素敵でいつ見ても惚れ惚れしてしまいますね。
 (私も少しぐらい見習う努力をしていかねばなりませんが・・・)

 「姉妹といえば」
 ヒントだけ与えてあとは試験監督になってしまった令ちゃんが、思い出したようにつぶやいた。
 「去年、私と大将戦で当たった太仲の田中さん」
 「ああ、本当だったら私が令ちゃんの敵討ちするはずだった人ね」
(黄薔薇革命より)マリア様がみてる 2 黄薔薇革命 (コバルト文庫)
 残念ながら去年三年生だったため、今年の試合で由乃はお手合わせすることが叶わなかったが。それ以前に、試合に出してもらえるほどの実力がまだないんだけれど。
 「あの田中さんは卒業しちゃったけれど、今年は妹が出るらしいよ。やっぱり太仲から」
 「ふうん。で、強いの?」
 「噂ではね。田中さんのお祖父さんが道場やっていて、田中四姉妹っていったら、結構有名なのよ」
 「四姉妹? 今度出るのは上から何番目?」
 「二人目と三人目。二年生と一年生の年子なんだって。ちょっと待って」

             〜略〜
 「でも、ここに『太仲の田中三姉妹』って書いてあるよ」
 「いや、確か四人だったと思うんだよね。大昔、地区の小学生大会で四人並んでたのを見たことがある」
 「じゃ、四番目は大仲じゃないとか」
 「そうか。中学生だから、まだ太仲に入っていないんだ!

とここで整理してみますと長女はすでに卒業しており、次女・三女は太中女子高校の現二年(去年は補欠!?)・一年生(今年入学)で、そして何だか胡散臭さプンプンの匂いが出て来た謎の四女の女の子は中学生ですが、この辺の家系図は必要ないでしょうが、もくじ後の「主要登場人物」の次のページ、あるいはあとがきにでも家系図は入れて欲しいと願うのは、古典が得意でない私たっての願いであり希望です。

 令ちゃん。私さ、楽しみなんだ。妹ができるの」
 「え?」

 令ちゃんは、少し驚いたように顔を上げた。
 「どんな妹であろうと、令ちゃんとはまったく違う関係になると思う」  
 「・・・・・・由乃

 令ちゃんがせつなそうな顔をするから、由乃はあわてて両手を振った。
 「あ、私たちの関係を否定しているわけじゃないから。そこのところ誤解しないでね。私と令ちゃんは、すごく濃い間柄で、とても仲がよくて、素晴らしい姉妹だって自慢できる。でも、かなり特殊だよね。辺りを見回しても、こんな姉妹(スール)いないもの」  「うん。そうだね」
 「令ちゃんさ。江利子さまの妹になれて、楽しかったでしょ?」

 遠慮がちに、でもはっきりうなずく令ちゃん
 「私ね、かなり嫉妬したよ。令ちゃんを見ていてわかったもの。でも、今なら理解できそうな気がするんだ。別の環境で育った未知の人と、新たな関係を築いていくのは、何ていうのかな、すごく清々しい感じがする。だからといって、令ちゃんのことがどうでもよくなるわけじゃないんだね。不思議なんだけれど、妹ができても、令ちゃんのことは変わらずずっと大好きなままでいられそう」
 腕にまとわりつくと、令ちゃんは小さく笑って、指で由乃のおでこをコツンと弾いた。
 「じゃあ、今度は私に、由乃の妹と由乃を取り合う楽しみができるのかな」
 それもいいかもね、って。

 この令さまと由乃さんの関係はやはり、お父さん:令さまで、お母さん:由乃さんになるのでしょうね・・・ 由乃さんも外へと興味を示し始めた証とも取れて、やはり切なくなってきます。
 由乃さんに一言ですが、「私を置いていかないでぇ〜(泣笑)」
 余談ですが、令さまのセリフの「できるのかな」で思い出しましたが、昔NHKで「できるかな」という番組(ノッポさんとゴン太君が工作するお話)がありましたっけ!? HPは「http://dekirukana-lab.shiraume.ac.jp/noppogonta/noppogonta.html」です。

 と、このブログはかなり私の性格がモロバレしますが、そんなに私に注目する人はいないって事で気にしないで気長に続けていこうと思いますので、少しでも読んでくれている方がいらっしゃいましたら、お付き合いの方、よろしくお願いします。

 では、ごきげんよう。