「マリア様の星」の由乃さんと令さま
ごきげんよう
学生・社会人の皆さま、「ゴールデンウィーク」も過ぎ去り、いかがお過ごしでしょうか?
今日の新聞に寄れば、
「五月病とストレス」
大学や会社に入って1ヶ月ほどたつと、何となく気分が重くなったり、勉強や仕事に集中できないなどの症状が起こることがあります。これが「五月病」と呼ばれるものです。
五月病の予防には何より、精神的な葛藤の原因を取り除くことが必要です。ストレスを解消するためにスポーツや音楽、読書などで心のリフレッシュをはかったり、新たな目標や関心を見つけることも有効です。家族や友人などと交流を深め、十分なコミュニケーションをはかって、自分を客観的に見てみることも大切です。その意味で、五月病は自分のスタイルや価値観を見直す良いチャンスといえるでしょう。
前久保邦明・大阪府医師会理事
と一部分ですが、抜粋させてもらいました。
この時期は新社会人・新入生にとっては苦しくなったりしますが、周りには必ずあなたの味方がいます。
悩み事があっても一人でくよくよしないで「相談相手」を見つけて、その悩みを打ち明ける勇気を持ちましょうね。 そして、周りのクラスメイトも困っている友達がいたら、声を掛けてあげて下さいね!!
では、「マリア様がみてる」です。
- マリア様の星
4(P.82〜90)
主役は島津由乃さんにチェンジです。(この小説は誰もが主役のような気がしますね。そして読者も主役の一人だと思います)
考えてみたら、内藤笙子を妹(スール)にしましたと言って、紹介した場合、江利子さまは相当に驚くんじゃないだろうか。
自室の机の上に置いたプリントの上に顎をのせて、由乃はぼんやりと考えた。
内藤姉妹の思惑は取りあえず脇に置いておいて、インパクトだけで勝負するなら、今のところ内藤笙子がダントツトップだ。もちろん、書類選考で妹を決めるわけではないので、実際には会ってみないことには始まらないのだが、自分の妹という枠に当てはめてみて想像することくらいしても罰は当たらないだろう。
しかし、罰は当たらないかもしれないが、じわじわと自分の首を絞める危険な遊びであることは間違いない。
の由乃さんのモノローグ通り、私も頭の中でお話を作って空想に耽(ふけ)る癖がありますが(例:今もなお「ドラゴンクエストⅥ」〈書籍等のHPは「http://www.square-enix.co.jp/magazine/gamebooks/dq6/」〉の続編まがいのストーリーを勝手に作って遊んでいたりします。 このゲームはEDが物悲しいお話だったので・・・ あらすじは主人公とある少女の悲恋物語で、今年の冬あたりに「スクウェア・エニックス」からリメイク版が出るのでは無いでしょうか!?)、これって危険なお遊びなんですね。
実はこのプリント、数学の授業中に解ききれなかった問題集を自宅でやってくるという宿題で、考え事が邪魔をしてさっきから一問も進んでいないのだった。
苦手な数学から逃げたくて余計なことを考えてしまうのか、思考が邪魔して数式が解けないのか。どっちもそう変わりないのだか、とにかくプリントを睨んでみたところで、答えがあぶり出しのように浮かび上がってくるものでなし。
と由乃さんは数学が苦手とはけっこう心外でしたね。これで一つ、由乃さんについて知ることができましたけど・・・
「生菓子じゃないから、大丈夫よ。賞味期限は今月の末日だもの」
「今月末日?」
嫌なこと思い出しちゃった。
鳥居江利子さまとの妹の期限ですね・・・
「令ちゃん」
この人はまったく予期していなかったらしく、自室のベッドで『秋桜友達(コスモスフレンド)』の最新号なんて眺めながらゴロゴロしていた。
「あれ、由乃。どうしたの?」
「お菓子のお裾分けを届けに」
「へえ・・・・・・」
「―というのは建前で、本当は宿題教えてもらいに来た」
由乃は、伯母さんに持たされた剥きりんごが入ったガラスの皿と、家から持ってきた宿題のプリントをちゃぶ台風テーブルの上に置いた。
「どれ?」
仕方ないな、とベッドから身を起こす令ちゃん。髪の毛が、寝癖みたいにちょっとはねている。
「こんなの簡単じゃない。公式に当てはめればいいだけなんだから」
「そんなことわかっているもん。ただ、どの公式に当てはめるかわからないから聞きにきただけ」
これは教えてもらうものの言葉じゃないな、と由乃は自分でもそう思った。
「ここで使う公式なんて、迷うほどないわよ。教科書開いて。あれ、何で持ってこないのよ。もう。二年生の教科書、どこにしまったんだっけ」
何から何まで面倒みていただいて。由乃は心の中で、お姉さまであり、部活の先輩であり、隣人でもある頼もしい従姉に手を合わせた。
と由乃さんと支倉令さまのやり取りは学園内だけでなく家庭内でも「鉄壁」ですね。
けれども、正直な話このお二人の絡みが好きな方には大変申し訳ないのですが、私は由乃さんに嫉妬を感じているのかもしれませんね。 「令さまのような素敵な姉(従姉)がいていいなぁ〜」と。
このおふたりは私の中では1,2位を争うほど好きなキャラなのに、私は由乃さんに嫉妬していた事ですね・・・ (一番好きなキャラなはずなのに、自分自身複雑な気持ちです。 まぁ、私の批評なんかどうでもいい訳ですが・・・)
と私の中にも醜い嫉妬感はあるわけですが、それでも由乃さんと令さまの仲は池澤春菜さんの「令ちゃんとは高校を卒業しても、二十歳になっても、六十歳になっても一緒にいられたら嬉しいです。」(「プレミアブック」より)のコメント通り、いつまでも仲良くして頂ける事を心から願っています。
と、今日の日記は由乃さんと令さまでした。 では、ごきげんよう。