「涼風さつさつ」の可南子ちゃん

 ごきげんは*1
 
 えっと、今日は「細川可南子」ちゃんを皆さんに紹介する日でしたね。
今、原作の展開では「祐巳ちゃんの妹」の座を巡って、「松平瞳子」ちゃんと「細川可南子」ちゃんが対決中(ヒートアップ)している訳ですが、その前に三角関係になったが為に時には悲しい結末を迎えてしまった物語を語りますね。
 
 アニメや漫画でも有名な「タッチタッチ (1) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)」の交通事故によって亡くなってしまった野球少年や、またかの有名なゲームのRPGである「ASIN:B0002FQATSファイナルファンタジーVII」の「悲劇のヒロイン」のとある場面(シーン)は、このゲームをPlayした事の無い方でもご存知な方が多いはず?

 また、どうしても主人公に感情移入してしまわれる方が多いため*2ライバルキャラは悪い人と観られてしまいがちですが*3、今の世の中結婚する時に選べる相手は一人限定ですので、同じ相手を同時に好きになってしまう事もあるのです。

 だから、片方のキャラが好きだからといってもう片方のキャラを悪い人と決め付けるのは絶対によくありませんね。*4


 では細川可南子ちゃんのお話のはじまりはじまり〜
 私が最初に受けた涼風さつさつマリア様がみてる 14 涼風さつさつ (コバルト文庫)可南子ちゃんのイメージは「何て丁寧(ていねい)な言葉使いをする子なんだろう」と悪い印象はそんなになかったですね。*5

 それに祐巳ちゃんの熱烈なファンのような子ですからこの子が「妹にしてほしい」と願うならば別に構わないとも思ったんですよ。
(姉妹制度は別に「早いモノ勝ち」でもありませんからね)
 
 けれども、この子は「紅薔薇のつぼみの妹(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン・プチ・スール)になるんですか?」と聞かれた時に「お断りします」と答えたそうです。
 (もちろん、私も最初は「可南子ちゃんは『私には祐巳さまの妹にはふさわしくない』と思っているのかな?」と考えましたよ。
祐巳ちゃんや志摩子さんも妹になる前はそうであったように・・・) 
 
 しかしながら、彼女は「そんな俗っぽい野望はもっていませんわ」と答えた様なので、私はこの瞬間、てっきり「姉妹制度を快く思っていないのでは? じゃあ、祐巳ちゃんの妹にはならなくてもいいよ」と思ってしまったんですっ!!
 でも本当はこの子はこの子でしっかりした素直な子だから、『リリアン女学園』の祐巳ちゃんが好きで好きでたまらないファン皆(主に1年生中心)の気持ちを考えていたからこそ、

祐巳さまは魅力的で皆のアイドルですから、私だけが『祐巳さまの妹』になる訳には参りませんわ。どうすれば、祐巳さまの魅力をファンの皆さまに知って頂けるのでしょう? 何か良い方法はないのでしょうか?」

という気持ちだったのでしょうね。

 その後の、祐巳ちゃんを追跡したという事柄(ことがら)は「純粋に祐巳ちゃんボディーガードをしたかったからなのでは!?」とも思いますし(これらの事情は後の特別でないただの一日マリア様がみてる 18 特別でないただの一日 (コバルト文庫)である程度わかりますよ)、一度祐巳ちゃんに幻滅してしまうという面は「人間は誰だって一目惚れしてしまう事はありますよ。だから、可南子ちゃんだけを責めてはダメなんですよ」とも思いますね。
 私もマリア様がみてるアニメ化=ブームで存在を知った訳ですし、それに祥子さまに叱(しか)ってもらえた訳ですから、もしこの事で未だに可南子ちゃんに腹を立てている「マリみて」ファンがいるのならば、もう彼女を許してもいい頃ですよ。
 
 「涼風さつさつ」の可南子ちゃんはこれくらいかな!? 次は「レディ、GO!」の可南子ちゃんを紹介したいですので、お楽しみ〜
 
 P.S.祐巳ちゃんはどんな子を「妹」にしたいのでしょうね? 涼風さつさつマリア様がみてる 14 涼風さつさつ (コバルト文庫)祐巳ちゃんは「たとえ可南子ちゃんに紅薔薇のつぼみの妹」になりたいという希望があったとしても、だからといってそれだけで「妹」にするわけにはいかない。」と何だか乗り気ではなさそうですし・・・ 
 

*1:ごきげんよう+こんばんはを合わせた言葉です

*2:もちろん、誰を大好きになってもいいのですよ。人間という生き物は100人いれば百通りの考えをする生き物ですからね

*3:例.「怪盗ジャンヌ神風怪盗ジャンヌ 1 (りぼんマスコットコミックス)」や「新ロードス島戦記新ロードス島戦記〈1〉闇の森の魔獣 (角川スニーカー文庫)」参照

*4:白い巨塔白い巨塔〈第1巻〉 (新潮文庫)のある二人の医師の意思は違っても、共に医者信念を貫き通した点は共通しています。二人とも「絶対善」・「絶対悪」ではありません

*5:一部の人達は暗い、陰気という印象を受けた方もいたようですが・・・