「姉妹」・「兄弟」ともども仲良くしよう!!

ごきげんよう、皆さま
 「マリみて」のお話の前に「謎のピアノマンの情報が入ってきましたので報告します。 
 チェコのバンド出身でキーボードを担当していたらしく、名前はトマス・ストルナドさんという有力情報が寄せられています。
 (詳しいHPは「http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/piano_man/?1117337898」です。)

 では、マリア様がみてるです。マリア様がみてる 20 妹(スール)オーディション (コバルト文庫)

  • ようこそ茶話会へ

        4(P.128〜136)

 心の中で手を合わせて、祐巳は笙子ちゃんに声をかけた。
 ごきげんよう。楽しんでいる?」
 「ええ」

 笙子ちゃんの側にいた真美さんが、それをきっかけに離れていく。祐巳は、その空いた席に座った。
 内藤笙子さん。内藤克美さまの、実の妹さんだって情報が入ってきたけれど・・・・・・」
 本当? と聞けば、あっさり「はい」と返ってきた。
 「隠していたわけではないんですが、姉は卒業しましたし。それに、言ったところで不利にはなっても、有利にはならないでしょう?
 「どうして?」
 「たぶん山百合会の方たちは、姉には好印象はないでしょうから」
 「そうかなぁ」

 祐巳は直接克美さまのことは知らない。多少は詳しい由乃さんは、ガーガー言っていたけれど。

 祐巳ちゃんと内藤笙子ちゃんの初対面シーンです。
(蔦子さんは隠れていながらもカメラに撮っていればいいのですが・・・)
 果たして祐巳ちゃんと笙子ちゃんの姉妹化へと縁談が決まるのか読んでいくのが楽しみです。
 それと、由乃さんですが「ガーガー」と今度はアヒルへと変身しましたよ!!
 「♪丘を越〜え 行こうよ 口笛吹きつ〜つ」のメロディーでお馴染みな童謡「ピクニック」でアヒルさんが出てきますが、正にそのアヒルでしょう。

 「高等部に入ってから、在学中の姉の話をいろいろ聞かされまして。大抵は、似ていないね、といった話の流れからなんですが。ガリ勉で、イベント事をバカにしていた、とか。鳥居江利子さまを、ライバル視していたようですし」
 でました、鳥居江利子さま!
 「でも、仲がいい姉妹なんでしょ?」
 「そんなことないです。小さい頃から反発し合ってます」
 「へえ・・・・・・」

 その割には―と思ったが、口にはしなかった。

 江利子さまは元三薔薇さま達よりも出番が少ないにもかかわらず、存在感の強〜いお人なのでかなり気に入っています。
 さすがは私が「対旋律」(カウンターメロディー)として見込んだだけあります。 見方を変えれば一番おいしいキャラかもしれませんね!! 一人で色々な事をして周囲を騒がせてしまう訳ですから・・・ ちなみに「主旋律」(主なメロディー)が祐巳ちゃんで、「副旋律」(メローディーと一緒の動きをしますがそれを補う補佐部分)が祥子さまってところです。
 それと、笙子ちゃん。「小さい頃から反発し合ってます」と姉妹仲が悪そうに話していますが、中には「家族は『姉』の方が良かった・・・」という人間が現にここにいるんですよ。 だから、「お姉さん」とは仲良くしましょうね!!
 でも、公私混同構わず「姉妹」や「兄弟」は仲良くしていた方が身のためだと思いますので、普段ケンカばかりしていらっしゃる方もこれを機に仲直りして下さると私も幸いです。
 
 笙子ちゃんと祐巳ちゃんの物語は明日も続きますが、今日はこの辺にて。 では、ごきげんよう