「紅薔薇のつぼみ」(「チャオ ソレッラ!」より)の祥子さまと可南子

 ボンジョルノ*1 後、30人訪れてくれますと1000人突破です。他人事ではありませんが、「何だか嬉しいなっ!!」です。
 
 チャオ ソレッラ!マリア様がみてる 17 チャオ ソレッラ! (コバルト文庫)祐巳ちゃんと由乃さん、志摩子さん達2年生がイタリアへ修学旅行中に、紅薔薇のつぼみ*2の不在」小笠原祥子さまと細川可南子ちゃんが二人きりで会話をするお話です。

 が、その前に以前の雑誌「コバルト」での記事で、今野緒雪先生自身も祥子は私が思っている以上に複雑な心をしている子」と感じていらっしゃいましたが、私も祥子さまの心は読み取りにくいです。 

 (それだけ祥子さまは頭が良い証拠という訳ですが、このお方の欠点は少し「世間知らず」な所があるだけなのでしょうね。「私の『庶民的な部分』と祥子さまの『頭の良さ』を少し交換出来たらいいのにな〜」なんて考えるこの日々です。)

 まず祥子さまについてですが「二年生がいないことには『劇の準備』はスムーズには事運ばない」という点から、いつも本〜当に二年生がいてくれる事に感謝しているのでしょう!!
 (さすが、全生徒の憧れの存在になられる人です。私も少しぐらい見習いたいです、本当に・・・)
 
 そこに、可南子ちゃんが「薔薇の館」へと入って来るのですが、この時点で祥子さまに「温室*3」の件は謝罪しました。
後は、祐巳ちゃん本人に「ごめんなさい」を言うだけですが、一度謝るきっかけを失うとなかなか「ごめんなさい」が言えなくなる気持ちは痛い程わかります。
 (私も友達とケンカした時は本当に悩みましたから・・・)

 何度も言いますが、誰だって「一目惚れ」する事はあります。 だから、好きになった以上、ある程度は責任を持って欲しいです。
(もちろん、私も「移り気」はしていく人間ですが・・・)

 祥子さまの心の中は山百合会の幹部と一般生徒の距離を埋めたい」と考えていらっしゃるのに対して、可南子ちゃんの心は祐巳さまの魅力を『リリアン女学園』の皆さまに知って頂くにはどうすれば良いのでしょう!!」という気持ちでいっぱいです。
 二人の気持ちはまるで「利害一致」していますが、どうすれば二人は分かり合えるのでしょうね。

 (実は由乃さんが「薔薇の館」で「お茶会」を催す噂http://www.mangaoh.co.jp/topic/maria.phpがあるようですが、何だか由乃さんらしくて今からウキウキしています。「やっぱり、由乃さんはこうでなくっちゃ!!」です。)
  
 明日は「ひな祭り」です。女の子は楽しいパーティを開きましょう。
(男の子もこれからは「仲間外れ」にされないように女の子と仲良くしていきましょうね)

*1:イタリア語で「こんにちは」

*2:ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン

*3:祐巳さまを傷付けた事件